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- 2024.12.17
- 2024(令和6)年度 第2回SPRING支援学生交流会を開催しました
令和6年12月11日(水)15時より、2024(令和6)年度第2回目の「三重大学SPRING支援学生交流会」を開催しました。
この交流会は、2年前に支援学生から寄せられた「学生間の交流の場がほしい」「博士は孤独」といった声を受けて企画されたものでした。新SPRINGに切り替わった今年度からは、研究科を超えて支援学生が集うことで知の交流を促し、支援学生の創発力の育成やキャリア開発の面で、重要な取組と位置付けています。
交流会は懇親会との二部構成ですすめられ、第一部の交流会(会場:環境・情報科学館)には、支援学生や指導教員のほか、博士への進学を目指す修士課程の学生(3名)を加えた総勢34名が参加しました。
冒頭では、学長補佐・事業統括である矢野教授より交流会の主旨説明として、新たなSPRINGとして各種の支援制度を整備したので、制度利用者の成果発表を聞いて制度の理解を深め、活用してもらいたいとのお話がありました。
はじめに、今年度新たに支援学生として加わった3名(4月期採用学生1名〈前回欠席〉と10月期採用学生2名)による自己紹介と研究のプレゼンテーションが行われ、支援学生間で新メンバーの人柄や研究内容について理解が深められていました。
続いては、三重大学のSPRINGに対する学生の理解を深める取組として、運営側から教育プログラムである「起業・アントレプレナーシップ養成講座」等のほか、キャリア開発・育成コンテンツの「海外派遣研修制度」「スキル習得サポート制度」「メンタリング制度」等の各種制度に関する説明と、各種制度を利用した学生から成果報告が行われました。
スキル修得サポート制度は3名から、海外派遣研修制度は2名の利用者からそれぞれ成果報告がありました。質疑などを踏まえながら、海外へチャレンジすることで手ごたえを感じたこと、大学内だけでは得ることが出来ない経験が出来ことなど、それぞれが掲げた目的に対して得たことがより具体的に紹介され、支援学生間で共有されました。
中には今後のキャリアに好影響を及ぼすとのコメントもあり、今後も各種制度の活用を通して、自身の研究や今後のキャリア形成に役立てられることが期待されます。
交流会の最後は、グループディスカッションを行いました。今回は「海外派遣研修制度の利用者を増やすために必要なことは何か」をテーマに、5つのグループに分かれてディスカッションを行いました。
ディスカッションでは事業統括の矢野教授が各グループを巡回し、海外派遣研修制度に関する質問を受けつつ、SPRING事業の狙いを紹介するなど、時間一杯まで幅広い話題について意見交換が繰り広げられました。
第2部は場所を第2食堂に移し、立食形式での交流会を開催しました。工学研究科D2の福田燦太さんによる乾杯の発声により交流会がスタートしました。昨年度からスタートした懇親会は、回を重ねるごとに研究科を超えて会話が弾む様子も見られてきました。
D2学生間では研究の進捗など具体的に突っ込んだ内容の意見交換なども行われていました。個々に抱える現状を含め、新メンバーも気楽な雰囲気の中、先輩学生とも気さくに交流を深めるなど、SPRINGならではの有意義な交流会となりました。
まだまだ話足りない中ではありましたが、最後に、生物資源学研究科D3のABDELMAGEED ATEF ABDELMAGEED SHEHATAさんの挨拶で閉会となりました。
いよいよ年末、そして年度末へ移行していきます。今回の交流会で得た学生の声などから、新SPRING初年度の成果発表会に向けて着実な準備と、今後の各種支援策の充実に向けて、引き続き取り組んで参ります。