三重大学博士課程学生支援プロジェクト

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2024.03.28
「令和5年度フェローシップ・SPRING合同業績報告会」を開催しました

日時:令和6年3月21日(木)9:00~16:45、および22日(金)9:00~12:00

場所:環境・情報科学館3階PBL演習室3、4

対象者:フェローシップ・SPRING支援学生36名

三重大学は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の採択を得て、博士課程の学生を対象とする2つの支援事業を実施しています。この2つの事業に選抜された学生による報告会として、2024年3月21日(木)・22日(金)の2日間にわたり、「令和5年度フェローシップ・SPRING合同業績報告会」を開催しました。

この合同報告会は今回で3回目を迎えますが、これまではコロナ禍の影響を受けオンライン型の開催方式でしたが、今回初めてフル対面形式を企画することが出来ました。

念願かなっての開催となった今回は、昨年12月に実施した交流会と同じ環境・情報科学館3階とし、博士課程を有する4つの研究科(医学系研究科、工学研究科、生物資源学研究科、地域イノベーション学研究科)に所属する32名の支援学生が一堂に集いました。参加した支援学生は、それぞれが今年度実施した研究活動の発表(10分)とともに、参加した学生同士が他分野の視点から意見交換(3分)を展開しました。

初日の冒頭は、令和6年度より次期SPRINGの事業統括者となる工学研究科 矢野賢一 教授による開会挨拶の後、各研究科一年次の支援学生から順に、午前・午後に渡って25名(D1:14名、D2:11名)から発表が行われました。

三重大学の支援事業では、合同報告会も重要な人材育成の機会と位置付けています。これまでの交流会を踏まえた新たな自主性を重んじる工夫として、学生は自身の発表後、座長として次の学生の発表と質疑を進行する形式としました。

留学生の支援学生も交じりながらでしたが、それぞれの発表においても積極的な質問が飛び交いました。

 

初日の最後は、2つの支援事業を運営する推進室室長の吉岡 基 理事より、次年度以降も事業が継続されることの紹介とともに、他分野の研究を掛け合わせることで、より良い研究への発展が見込まれそうな発表内容が散見され、今後も分野を超えた交流を図り、より良い研究を進めて貰いたいとの言葉で合同報告会の1日目が終了しました。

2日目は、業績報告に先立ち、日ごろ学生の活動を支える研究推進チームの事務担当者より、次年度以降の支援事業に関する概要説明があり、その後、9名(D2:3名、D3・4:6名)から発表がありました。

 

 

2日間に渡った今回の合同報告会は、三重県や伊勢湾・熊野灘沖を研究フィールドとした研究活動も交えつつ、人文・社会科学を含む幅広い研究業績が紹介されました。

 

 

 

報告会の最後には、吉岡 理事より、翌週、無事に学位を授与される学生への祝辞とともに、これからも研究が続く学生への激励、JSPS特別研究員への挑戦など研究者としてのステップアップへのアドバイスなどによる言葉で幕を閉じました。

三重大学では、若手研究者の育成方針「常若」の下、将来ある博士学生の育成に力を入れています。来年度から始まる次期SPRING事業を基盤として、研究を進めやすい環境を整え、さらに充実した支援となるように進めていきます。

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